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巨大タブレット、Galaxy Tab S8 Ultraを半年使ってわかったいいところダメなところ

はじめに

こんにちは。犬dogと申します。
 昨年購入したサムスン製折り畳みスマホ、Galaxy Z Flip3 5Gについてお話します。私が購入したのはドコモ版SC-54B、中古での購入となります。
 まずこのスマホを買うべきか否かを言うと、買いです。ただしかなり大きな注意点があり、人を選びます。購入方法も考えたほうがいいです。以下にその理由を書いているので是非見ていってください。
 他の折り畳みスマホとの比較というよりかはストレートスマホとの比較になります。

折り畳んだzflip3の画像

▲折りたたんだz flip3


1.ここがダメ!保護フィルム

 まずは最大の注意点から。保護フィルム関係が弱すぎます。製造時点から貼られている純正保護フィルムがありますが、これは確実に折り畳み部分からはがれて浮いてくるものと考えてください。ただし、東京住みの方は問題ありません。なぜかというと2023年時点ではGalaxy Harajukuで保護フィルム無料張替えサービスが行われているからです。またドコモ回線を契約している方は全国のGalaxy リペアコーナーでも保護フィルム無料張替えをしてくれます。以下のURLから、Galaxy リペアコーナーがあるドコモショップを確認できます。

https://www.docomo.ne.jp/support/repair_shop/galaxyrepair.html

 私は限界の地方に住んでいるので、遠出しない限り保護フィルム張替えは有償対応。泣く泣く自分でサードパーティー製に張り替えることに。改造扱いになり正規対応が受けられなくなるので限界の人以外は真似しないでください。
 張替えたのはPDA工房の保護フィルム。なんと張り替えて3か月で以下の写真のように折り目部分にヒビがはいりました。



▲保護フィルムにヒビ!


 もうこれは仕方がないのかもしれない。折り畳みスマホはまだ登場したばかりの製品なので、保護フィルムが技術的に対応しきれていないです。前述の無料張替えサービスを受けられる人か、運がいい人しかまともに使えないと思ったほうがいいです。

2.ここがダメ!バッテリー

 Z Flip3のバッテリーは3300mAh。参考としてiphone 14 pro maxは4323mAh、galaxy s23 ultraは5000mAh、galaxy z fold4は4400mAhです。折り畳みする筐体ということもありバッテリーは小さいです。ゲームなどのハードな使い方をすると一日持たないです。たまにSNSをするというような使い方であれば一日持ちますが、モバイルバッテリーの携行は必須です。保護フィルムほどではありませんが明らかな弱点です。

3.ここがすごい!自撮り

 Z Flip3の背面カメラは1200万画素の広角カメラと超広角カメラの二つ。同価格帯のスマホに比べて貧相です。きれいには写りますが、高性能カメラに慣れていると満足できないです。ただし、自撮りに関しては最強格。カバーディスプレイを用いて、背面カメラで自撮りが可能です。

4.ここがすごい!価格

 Z Flip3は中古価格が下落しています。キャリアでの新品価格は14万円でしたが、なんと現在(2023年11月)の中古価格は4、5万円。ただ同性能帯のストレートスマホと比べると高いです。参考:galaxy S21 2万円。私は8万円ほどで購入しましたが、1年でここまで下落するとは驚きです。中古で高く売れない代わりに、中古で安く買うことができる、それがandroidです。

5.ここがすごい!折りたためる

 はい、人によっては一番良いところであり、人によっては一番期待外れなところでしょう。なんとこのスマホ、折りたためます


折り畳んだzflip3の画像その2

▲折り畳めます

 以下にそのメリットを挙げます


 メリットはこんなところです。私のように折り畳めるところが刺さるという人がいれば、世の中には買っても結局折り畳んでいないという人も見受けられます。ポケットが小さい服やバッグを身に着けない人、動画をあまり見ない人、三脚があっても使わない人、開閉がめんどくさい人。そういった人は折り畳みのメリットを享受できないというところでしょうか。

6.ここがすごい!デザインがいい

zflip3はつるつるだという画像

▲ツルツル

 つるつるテカテカで光を反射する表面、ツートンカラー、"Galaxy"が刻印された金属のヒンジ、なにより折り畳むと小さい。これらの要素で「かわいい」「かっこいい」「おもちゃみたい」等様々な感想が出てくるでしょう。私はこのデザインがかわいいと思ってかなり愛着を持っています。iphoneやほかの折り畳みスマホみたいに無茶なカメラ周りのデザインをしていないのもポイントが高いです。

7.ここがすごい!防水

 Z Flip3は折り畳める構造なのでヒンジがあって、その周りに隙間が空いているにもかかわらず、IPX8の防水です。IPX8がどれくらいすごいかはnojimaのウェブサイトによると"常温の水道水、水深1.5メートルに携帯電話を沈めて、およそ30分経過してから取り出しても問題なく使えます"というレベルで、かなり高性能といえます。この防水性能は他の折り畳みスマホには無いので、素晴らしいです。

6.ここがすごい!画面がデカい

画面がデカいzflip3の画像

▲広げるとデカい

 Z Flip3は縦横比21.9:9の、6.7インチディスプレイです。横長の映画くらいの縦横比でかなり細長いです。インチ数はiphone 14 pro maxと同じくらいで、かなりデカい。一画面の情報量が増えるので私はこのディスプレイを気に入っていますが、持ちにくいという声もあります。

7.ここがすごい!カバーディスプレイ

カバーディスプレイもあるzflip3の画像

公式サイトより。カバーディスプレイ

 Z Flip3は折りたたんだ状態でも背面に情報を表示できるように、そこそこの大きさのカバーディスプレイが搭載されています。時計や通知、ウィジェットを表示させたり、カメラの画面を映して背面カメラで自撮りなんていうのもできます。通知を見る程度ならこのカバーディスプレイで完結するので、便利です。ただ他の折り畳みスマホよりは小さい画面のようです。

8.ここがすごい!いちおうハイエンド

 発売時14万円だったこともありちゃんと高性能なスマホです。すべてのゲームが快適に動きます。容量も128GBと十分。おサイフケータイにも対応しており、機能面での実用性は他のスマホと同じといっても差し支えないでしょう。

まとめ

 Z Flip3には様々な魅力があることがこの記事からわかっていただけたでしょうか。保護フィルムという重大な欠点に対応できるかどうかで、このスマホを購入するべきか否かは変わってきます。

 私は、将来的には折り畳みスマホはローラブルスマホ(画面巻取り式スマホ)やスマートグラスによって淘汰されるものと考えています。だからこそ、今楽しんでおかないともったいないと思いますよ!興味を持った方は購入を検討してみては?この記事をご覧頂き、ありがとうございました。